『クリミナル・マインド』シーズン12 第13話「スペンサー」のあらすじ・ネタバレ&感想です。最近『クリミナル・マインド』がイマイチだったもんで視聴も滞りがちでしたが、この第13話はタイトル通りスペンサー・リードくんが主役な上、エライことになっちゃってます。
リードはアルツハイマー病を患っているお母さんを施設から引き取り自分の家でお世話していたんですが、思った以上お母さんの病状は深刻で、介護にかなり手こずってて。仕事も休んだり、テレビ会議で参加したりと現場に出ることが少なくなっていました。
しかも、なんだか怪しげな薬をお母さんに飲ませていて、お母さんがその薬を飲みたくないからトイレに流してしまい、それを見つけたリードは、その薬を手に入れるのには苦労したんだ、とすごい剣幕で怒っていて。
なんだかよからぬことが起こりそう・・・と思っていたら案の定。
『クリミナル・マインド』シーズン12 第13話「スペンサー」あらすじ・ネタバレ
メキシコの国境付近でカーチェイスする2台の車を警察が追いかける。一台は逃げ切り、もう一台は警察の発砲により停車。運転していた男は車から降ろされ取り押さえられる。男が乗っていた車のトランクを調べると、大量の薬物と現金が発見される。連行されるデニム姿にキャップ帽をかぶったその男はなんとリードだった。
警察の留置所に入れられるリード。警官に身分証やパスポートの有無を聞かれるが、わからないと朦朧とした様子で答える。手に負っている傷や薬物の所持についても何も覚えていないと答える。薬物の使用が疑われているリードは、メキシコにはローザという女に会いにきた、ということだけ覚えていた。
リードの所持品からリードがFBI捜査官だという事がわかり、メキシコ警察からFBIに連絡が行き、BAUチームにリードの逮捕が伝わる。メンバーは、リードは“引っかき男”にはめられ、薬物の所持も使用も“引っかき男”の仕業だと疑った。
メキシコに飛ぶプレンティス、ロッシ、アルヴェス。残りのメンバーはオフィスに残り捜査を開始。JJがリードのデスクを調べると、リードはアルツハイマーの治験について色々調べていたことがわかった。プレンティスによるとリードは前の事件の後、ヒューストンにある病院に相談へ行くため休暇を取っていた。
メキシコに到着した3人はすぐリードに面会。リードに話を聞くが、薬のせいか3人のことも“引っかき男”のことも覚えていない様子だった。リードの腕には“ローザ・メディナ”という名前がメモされており、リードは彼女に会いに来たんだと思うと話す。
アルヴェスはオフィスに残るメンバーに連絡。ガルシアに“ローザ・メディナ”を調べてもらうと、“ローザ・メディナ”は偽名で、本名は“ナディ・ラモス“という脳の萎縮を回復させる試験薬を開発している医者で、メキシコのモーテルに宿泊していることが判明。
リードにナディ・ラモスの写真を見せ、リードが言っている“ローザ・メディナ”と同一人物か確認。プレンティスらは地元の警察と共にナディ・ラモスが泊まっているモーテルに向かう。しかし、ナディはナイフで刺され殺された後だった。
モーテルの部屋からはリードの所持品が多数見つかり、リードの立場はかなり危うい状況に。しかもリードはプライベートでFBIに報告もなく何度もメキシコに渡っており違反を犯していた。
プレンティスがリードに認知面接を行う。リードは、ナディの開発したアルツハイマーの薬を受け取るためメキシコに渡っていたと話す。今回も薬を受け取るためモーテルで会っていたが、突然モーテルに男が押し入ってきて、リードは殴られて倒れ、その間にナディは刺された、助けようと落ちていたナイフを手にしたが、その後の記憶はない、と言う。
面接を終えたプレンティスに、ロッシとアルヴェスがリードが殺人容疑で起訴されたことを伝える。リードがナディから受け取っていた薬は無認可ではあるが違法薬物ではなかったため罪には問われないが、メキシコ人のナディの殺人容疑で数時間後にメキシコの刑務所に移送されることが決まる。しかし、薬物が抜けてきたリードは意識がはっきりしてきて頭が回るように。リードの話からナディを調べてみると、ナディはメキシコとアメリカの二重国籍であることがわかる。
プレンティスはすぐ領事館に連絡し、被害者が二重国籍のため管轄も競合になるとリードの身柄引き渡しを訴え、アメリカに強制送還させることに成功。リードは無事アメリカに戻る。
リードとの再会に喜ぶJJやガルシア。しかしリードはしばらく連邦刑務所に収監されることになる。しかもメキシコ行きが仕事でなかった以上、FBIの弁護士がつけれないと上から言われ、孤立無援の状態に。
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『クリミナル・マインド』シーズン12 第13話「スペンサー」の感想
今回はドキドキさせられた~。いきなり小汚いリードくんが逮捕されちゃうし、薬物所持に殺人容疑かけられちゃうなんて。ほんとに“引っかき男”の策略なんでしょうか。記憶を失って朦朧としてたから、薬好きな“引っかき男”の手法には当てはまるような気もしますが、なんでもかんでも“引っかき男”の仕業にするのもねぇ。
BAUメンバーがピンチに陥るところは毎回ありえないな~と思いながらもハラハラドキドキさせられます。ホッチvsリーパーを筆頭に、リードが薬漬けにされちゃう回、プレンティスvsイアン・ドイル、JJの拷問シーン、モーガンが暗殺集団に拉致されちゃう、などなど。どれも目を背けたくなるシーンですね。そう考えるとロッシは精神的に追い詰められることはあっても、肉体的に痛めつけられることはないですね。ご老体だからの気遣い?
リードってほんとトラブルに巻き込まれやすいですよね。今度は逮捕されちゃうなんて。冒頭シーンはまさかリードだとは思いませんでした。ジーンズもチェック柄のシャツもキャップ帽も似合わないアメリカ人ナンバー1じゃないですかね。
病気のお母さんをなんとか助けたいのは理解できるけど、違反を犯してメキシコに何度も行っちゃうのはちょっとFBI捜査官として浅はかだな。せめて誰かに相談してよ。ロッシなんて大金持ちだしなんとかしてくれたんじゃない?リードの性格からすると誰にも言えないのはわかりますが。
リードが刑務所で過ごすなんてかなり心配。モーガンならなんか馴染みそうだけど。まあモーテルからはナディとリード以外のDNAも見つかってるし、早々に事件解決するような気もします。
今回はスピンオフ作品の『クリミナル・マインド 国際捜査班』から助っ人捜査官が登場。『国際捜査班』の宣伝のためでしょうか。メキシコまでリードを助けに来てくれましたが、たいした活躍もなく感謝だけされてBAUのジェット機に便乗までして去っていきました。捜査官のマットはイケメンだったけど。
『CSI』や『LAW&ORDER』、『NCIS』などはスピンオフ作品もヒットしているのに、同じように犯罪捜査系の長寿番組の『クリミナル・マインド』のスピンオフはなんでどれもこれも打ち切りなんでしょ。『国際捜査班』も『レッドセル』ダメでしたね。
次回の予告はまったくリードに触れていなかったので、しばらくムショ暮らしのシーンでリード救出は引っぱりそうですね。また私の視聴も滞りそうです・・・
シーズン1~10はhuluで視聴できます。